向かった先は、旧岩崎邸庭園。
去年の秋に行った旧古河庭園と同じく、ジョサイア・コンドル設計の洋館が残っていて、しかも館内も見学できるので、前から行ってみたかったところ。

正門から木々に覆われた坂道をぐるっと上がってきた正面、棕櫚の木の向こう側に建つクリーム色の洋館は、なんだか不思議な世界。
洋館内部は、貴重な金革和紙の壁紙とか、細かい細工の天井や柱とか、見応えありました。
そして、その洋館からつながってる和館。”館”というか、純和風なお屋敷。
洋館との境目を一歩超えただけでがらりと変わる雰囲気が、こちらもまた不思議な感じ。
でも、普通の日本建築と比べると、天井の高さとか、床の間や欄間のサイズとかが大きくて、なんとなく違和感。
和館から出て、和風な庭から芝生の広間に出て、振り返ってみると、そこにはさっきの洋館のバルコニーに囲まれた裏面。

洋と和が混在した、不思議な空間でした。